世界中で遊ばれている人気FPSゲーム「VALORANT」
日本でも多くのプレイヤーがおり、大会なども盛んに行われています。
そんなVALORANT界隈では最近、Wootingの使用について議論が白熱しているようです。
そこで今回は、WootingについてやVALORANTでの使用について紹介します。
【VALORANT】Wootingとは?
Wootingとは、ゲーミング用のキーボードの名称です。
ゲーミング用のキーボードということもあり、様々な機能が搭載されており、VALORANT界隈では「Pay to Win(買えば勝てる、買うだけで有利になるの意)」ともいわれています。
中でも最近追加された「SOCD」という機能がチートすぎると議論になっているようです。
SOCD機能とは?
SOCDとは「Simultaneous Opposing Cardinal Directions」の略で、キーボードで逆方向のキーを同時に押した状態の事を指します。
例えば、上と下、右と左などですね。
通常のキーボードの場合、このような入力をするとどちらの入力もキャンセルされるか、優先されたキーが反応するのが一般的です。
ですが、WootingのSOCD機能を利用すると、SOCDが発生した場合の動作を任意で設定できるようになります。
設定には大きく3つが用意されており、その中から自分にあった設定を選べます。
・ニュートラル
どちらのキー入力もキャンセルされ、キャラクターは制止します。
・最後の入力を優先
最後に入力されたキーが優先的に有効になります。
・特定の入力を優先
ユーザーがあらかじめ設定したキーが優先的に有効になります。
これらの設定を利用することで、より高精度な操作が可能になり、FPSなどでは大きなアドバンテージになります。
【VALORANT】結局、Wootingの使用はあり?
2024年8月現在では、批判的な意見はあるものの、大々的に禁止にはなっていません。
使用することで有利になるので、プロゲーマーの使用者も増えています。
Wootingはなにがまずい?
Wootingの使用にはなにが問題なのでしょうか?
それぞれ詳しくみていきましょう。
ゲームバランスを壊す可能性
Wootingは外部ツール扱いとなり、使用するだけで大きなアドバンテージを得られるため、その時点で公平性がなくなります。
利用していない人とは超えられない壁が出来てしまうので、FPSゲームとしては致命的な問題の原因になります。
人間の入力速度を超える
SOCD機能は性質上、人間の入力速度を超えた速度で入力を処理してしまいます。
この時点で大きなアドバンテージになるので、不公平だという意見もあります。
ゲーム開発側の意図しない動作
開発側はあくまで通常のキーボードの動作を想定して、ゲーム開発をしている可能性が高いです。
そのため、特殊な動作をさせるSOCD機能は開発も意図しない動作をする可能性もあります。
70%のユーザーが賛成
チートや否定的な意見もありますが、X(旧Twitter)では70%のユーザーが利用に賛成していました。
操作性の向上を歓迎するという声が多いようです。
ですが、反対意見も一定数いるのが現状なので、議論は暫く続くかもしれません。
まとめ
今回は、WootingについてやVALORANTでの使用について紹介しました。
賛成意見が多いようですが、公平性に欠けるのも事実です。
今後も暫く議論が続くと思いますが、公式の対応にも注目したいですね。